「…私も伸ばそっかなー」 ボソリ、 と言ったのに栗塚さんには聞こえたみたいで 「夏梨名ちゃんは帰りなね」 ムッ 「お断りします。残るのも帰るのも私の勝手です。」 「仕事は?」 「有給あります。」 「危ないのに?」 無言で栗塚さんを睨む。 数秒経つと、栗塚さんは諦めたようにため息をついた。 「…わかった。行ってきな」 「はーい♪」 クルリと方向転換 「‥ま、何かあれば俺が守ればいいのか……」 「?なんか言いました?」 「いや、早く行きな?」 「?はい」 私は桐谷君の後を追った。