†side:月詠†




「…何故勝手な事をしたんですか?」



「…す、すみません。若女将から噂になる前に、と……」



「勝手な事してもらっちゃ困るんですよ~♪」




 怖 い




仲居さんに問い詰める2人。




どうやら温泉をキレイにしたのは山内さんで




やっぱり噂になる前に……って訳




……にしても……




『『…勝手な事しやがって……』』




ブル……




あの2人怖かった。




うん、
桐谷君は笑顔で黒いオーラ出すし




栗塚さんは無表情で黒いオーラ出すし、




対照的な2人が怖い。




「申し訳ありません。今、この旅館はご覧の通り人員不足でして、人を雇えないのです。この様な噂が立ちましたら……」




人が寄らなくなるよね、




「とにかく、今後は私達警察に一言、言ってから行動して下さい。」



「は、はい」