ガラスケースの隣にあったパンフレット的な物を見る。 が、しかし…… 「ぇ、え~~とですね、」 わかんない。 悪戦苦闘していると、栗塚さんがフッと笑った声が聞こえた。 あ、呆れられている…… 「貸して」 「お納めいたします…」 栗塚さんは受け取って、見る。 「左、だね」 「はい……」 それからは道案内は栗塚さんがしてくれて、私はその後をちまちま歩いてた。