「ふざけんなよ…?自分達が捨てた子供だぞ?…あんた達は親として一番やっちゃいけない事をしたんだよ!?それなのに守るなんてぬかしやがって!!ふざけんな!!」
何が守るだ。
守らなければならない時に守らなかったクセに
なんて都合の良い
吐き気がする。
「…お前に何がわかる!仕方なかったんだ!」
そんな言葉で片付けていいものじゃない。
親だったら、
何としてでも子供を守ればいい。
苦労をすればするほど、子に対する愛情も深くなる。
「…私は自分から親を捨てた。…冴子ちゃんからしたら恨まれる存在かもしれない。…だけど!私はあんた達みたいな身勝手な大人は大嫌いなんだよ!!」
手を振りかざす。


