第二の犯行は恵美の料理に毒を入れなければならなかった。 *********** 『じゃあ後でね』 3人の仲居が別れる。 ートントン 『お食事お持ち致しました。』 『はーぃどうぞ』 ーキュ 小瓶の蓋を開け、料理に垂らした。 成田がやってくる。 『………』 山内の手から小瓶は離れ、 小瓶は成田の手に収まった。 『失礼致します』 山内が室内へ入った。 『……!!?ゴホッ……』 ゆっくり、恵美の身体が倒れていく。 山内は、 その様子に深く笑う。 『誰か、誰かーーーっっ!!』