きっと周りに誰かいる。
私のことをネタにしていたのだろう。
私は一方的に電話を切った
『行動早すぎじゃね‥?』
慎吾は苦笑いした。
「思い立ったらすぐ行動でしょ!」
と、私は笑った。
でも何故か
涙が出てきてしまった。
一粒の涙が
私の頬をつたう。
慎吾は何も言わずに
頭をポンポンと撫でてくれた。
別に悲しかったわけじゃないけど、
とても切なくなった。
それから時間はたち
時間は夜の11時
『そろそろ帰ろうか』
「そうだね」
私と歩美は帰ることにした。
「隆彦、お邪魔しました。みんなバイバイ!」
『おぅ』
『またな〜』
私達は隆彦の家を後にした。
みんなまたねって言ってくれたけど、
また‥‥
会えるのかな?
アドレスとか交換してないし。
『なんか、すごい楽しかったね』
「ね!‥また会いたい!」
『うんうん!それ思った!』
