雨の日の思い出



目、合わなくてよかった。
気付かれて‥ないよね?


勘違いされたら困る。




『いらっしゃいませー』


可愛い女の人の店員さんが
入り口を入ってすぐのレジに立っていた。



『フリータイムで。女の子達はお金払わなくていいから。』

と隆彦が言う

隆彦はムードメーカー的存在で
気も遣える。

あまり意識してなかったけど、よく聞くと確かに可愛い声してる(笑)


安○大サーカスのクロちゃんバリのギャップ


思わず吹きそうになった。

なんだか、このメンツ
落ち着くかも。



家にいるとき
一通りみんなと言葉を交わした。


拓也と隆彦は
イカつい見た目とは裏腹に、とても話しやすくて
少し話が盛り上がった。


ノゾムはサエにちょっかいを出されまくってて
ノゾムは興味がなさそうにウザがっている。


サエはノゾムの事が好きなのかな?
と、感付いた。


まぁ、ノゾムも悪い印象は持たなかった。



さて‥こいつは
どうしてくれよう。


さっきから目も合わせないこいつに

どうやって話し掛けよう‥

悩んだあげく


「つ‥翼!その服のメーカー、流行ってるよね!翼も好きなの?」





『あぁ、うん。』







終了のお知らせです。


もう絶対お前には話掛けてやらねぇかんな!!!


と、心の中で半ギレしていた。