せっかく言おうと思ってたのに…。


「どしたんだ、捺紀?食べたら?」


涼は頼んだパスタをアタシに勧める。


「はい…。1つ聞きたいんですが、りっ…涼…はどんな人ですか?全く知らないんで不安で…。」


「俺っ!?そのまんまだけど…。捺紀は?」


「涼の家に入れてくれたら話します。いいですか?」


「…いいけど……それより早く食べたら?冷めるよ?」


パスタを口に運んでいった。


涼はお金持ちなの?


こんな美味しいものを…。


近くにあったメニューを見ると、どうやらこのパスタは1つ…5890円っっ!!?


た…高い…。