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ばかぢゃないし

てか竹内くんぢゃ
ないでしょ〜?

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いつの間にか、あかねが
返信しちゃってるよ‥。

「あかね勝手に何してんの〜」


「ねえ、誰が打ったと思う?」


話し聞いてないし!

‥でも確かに誰が
打ったんだろう?


「ちょっとあかね!聞い…」

ブーブーブーブ―…

あ。またメールだ。

あかねが勝手に見てる。

「誰かゎ内緒〜だって(怒)」


いや、だからあたしの
ケータイだってば。


「あの周りにいる先輩の
どれかじゃないの?」

興味のないふりをして
あたしはケータイを閉じた。

「夏は気になんないの〜?」

気には、なるけど…。
分かんないんだし…


「別にっどぉでもいい!
てか帰るわ!ぢゃね★」

「え〜」


後ろで聞こえる、あかねの声に
振り向かずあたしゎ帰った。


今思えば、君との出逢いは
この瞬間から始まってたね。