あたしはホットミルクを取り出しておじいちゃんに渡した。

「おじいちゃん。
今日、病院行こっか。」

「…そうだな。」

「じゃあ、10時までに用意するからね。
おじいちゃんも着替えたりしてて。」

「わかった。」

おじいちゃんの返事を聞いて、あたしは自分の部屋に戻った。


あたしの家はマンションだ。

4階建てマンションの3階。

あまり広くないけれど、おじいちゃんと二人暮らしだからか狭くは感じない。


あたしは部屋に入り、タオルをとって洗面所に向かった。