え…?
飲み物買いに行ったんじゃ…
「えっと…」
どうしたら良いか戸惑ってる私とは逆に冷静な感じに
「財布忘れた。」
と財布を取り、また外へ出ていった。
まだどうしたら良いのか分からず、落ち着かない…
落ち着けるはずがない…
「葵ちゃーん、大丈夫だよ。」
「ふぇ…?」
今にも涙が出そうな私に、尚ちゃんがそう言った。
「多分やきもちなだけだから。」
と、尚ちゃんに続いて由樹君が、
「さっき初恋って言ったじゃん?だから朔斗もどうしたら良いか分かんないんだよ。」
「ま、とりあえず大丈夫だよ。」
と響君が言ってくれた。
けどね、それでもココロのモヤモヤはとれなくて、
不安と焦りが降り積もっていくだけなんだ―…


