歩くこと15分。



「あ、ここね。」



そう言って朔斗が指差した場所は




「家…?」




そう、一件の家。



「誰の…?」



「俺の。あ、多分もう皆来てるから。」




そう言ってドアを開けた。




みんな…?




「みんなって…?」



「あー、会ったらわかる。」



と、言って教えてくれなかった。



少し不安になりつつ、緊張しながら家に入ると話し声がした。





「あ!朔斗、帰ってきた!!」



1人の男の子が笑顔で階段からおりてきた。



わー…、格好良い…




「って、え…?葵ちゃん…?」





へ…?