私は、家に帰ってからすぐ、作詞に取りかかった。 この詞(ウタ)に、気持ちを込めてみたい。 朔斗は気付かないかもしれないけれど、この気持ちを詞に込めたい。 字数を揃えたりするのは、少し難しかったけど、 ペンはスラッと進んだ。 ドキドキが止まらない―… “恋”って凄いね。 だって、その人に可愛く見られたくてお洒落したり、 甘いもの我慢したり、 その人の些細な言葉に喜んだり―… 素敵だなぁ―…