―収録― そしと次の収録の日になってしまった。 “好き”だと自覚してから、朔斗をつい意識してしまう。 「葵ちゃん、おはよう!」 いつものように挨拶をする朔斗。 なんだかいつもより優しく見える… 「お、おはよう!」 「ん、元気そうでよかった。」 「へ…?」 「前、元気なかったから。」 あぁ… って、気にしてくれてたんだ… どうしよう… うれしいっ! 「今日も収録頑張ろうね。」 「うん!」 いつもより元気に答える自分がいる。