「有難う…!」




そう言うと、耳元で、





「愛してる。」





と囁かれた。




もちろん私の顔は真っ赤で…




「葵、顔真っ赤!かーわい♪」




と、からかわれた。




「もう!意地悪っ!」




けど、そっか…




“大好き”って言葉なんかじゃ足りない気持ち。




この気持ちを“愛してる”っていうんだ…





「ねぇ、朔斗。」




私は朔斗の腕を掴んだ。




そして、




「愛してるよ。」




と言ってキスをした。




今度は朔斗の方が真っ赤で…




「朔斗可愛いっ!」





と今度は私がからかった。