「…っ」




涙が視界を光らせる。




そんな私を見て、




「葵、返事は…?」




と、優しい笑顔で聞いてくる。




そんなのもちろん…





「はい…っ!!」




朔斗を見上げ笑顔でそう言った瞬間、




「良かった…有難う…」




と、朔斗に抱き締められた。




「葵。」




「ん…?」




と見上げたら、再びキス。




目を開いたとき、私の薬指には…





「指輪だぁ!」




そう、指輪が光っていた。