私は朔斗を真っ直ぐ見つめた。




「葵はこれから大学生で、やりたいこともたくさんあると思う。」




表情や声色から、朔斗が緊張してるのがわかった。




けれど、そんな声色さえ好き。




「大学生卒業してからもやりたいことがあると思う。けど、ずっと待つから…俺と…」




ドキドキと鼓動が高鳴る。




「俺の側に、ずっと居て欲しい。」




私もずっと側にいたい…




「こんな年でいうことじゃないかもしれないけど、俺は一緒葵を好きでいる自信がある。もう葵しか見れない。」




そう言って、私の手を取る。




「いつか俺と、結婚してください。」