そしてその収録が放送されてから1週間。 私は朔斗に連れられ、また、何故かスタジオに来ていた。 「どうしたの?」 そう何度聞いても、秘密、としか教えてくれない。 そして、ある部屋に通された。 「………?」 私は戸惑いながらも部屋に入った。 「………っ!!!」 その瞬間、息をすることさえ忘れた。 そして、涙が溢れてきた。 「葵…」 私を呼ぶ、懐かしい、大好きな声―…