どうにか吹き終わると、ふわっと温かさに包まれた。 そして耳元で甘く、優しく、温かく、そしてどこか切なく囁かれた。 「俺は明菜のフルート、好きだ。ずっと見守ってるからから、諦めるな。幸せになれ…」 ――――――――― ―――――――― ――――――― 「カーット!!!」 それからの演技もやり終え、監督さんの声が響いた。 そして、 「良かったよ…有難う。」 と言ってくれた。 私は涙がまた溢れた。 そして、また、温かく包まれた。