「こんにちは、坂本先生に篠ノ宮さん。どうかいたしましたか?」 監督さんは笑顔でそう言った。 「お話があるのですが、よろしいでしょうか?」 と先生が聞く。 そして、私たちと監督さんは向かい合うような形で座った。 「実は、ドラマのことなんですが…」 少し震えてる私の代わりに先生が全て話してくれた。 そして話終えて暫く、沈黙が続いた。 私はその沈黙がとても怖かった。 それからまた暫くして監督さんが口を開いた。