「朝…起きたら、指っ、動かなくて…っ、私…っ、もう、フルート…吹け…ないですか…っ…?」 涙が止まらない… 先生は黙ったまま優しく抱き締めてくれた。 「…うぅ…っ、ふぇっ…ぅあー…」 私は幸せになっちゃいけない運命なのですか…? 私からフルートを取り除いたら、 一体、何が残るっていうんですか…? 神様… 私は… どうしたら良いのですか―…?