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「ただいまー!」




と、柚寿が言う。




「お、お邪魔します…。」




と、柚寿に続けて私が控え目に言った。




家に帰るのかなぁ…って思えば、私の家じゃなくて、柚寿の家だった。




きっと、家だと私が1人になるから気を使ってくれたんだと思う。




帰り道は他愛もない話をした。




が、柚寿の部屋に入った途端、空気が変わったのがわかった。