―葵side 再び瞳を開けると、辺りは夕日色だった。 が、近くにあった時計を見ると朝の5時。 夕日じゃなくて、朝焼けだったんだ… 朝焼けから目をはずし、ふと隣を見ると朔斗が眠っていた。 ずっと隣に居てくれたんだ… 私は朔斗に布団をかけた。 「朔斗…ごめんね…有難う…」 そう寝てる朔斗に言うと、 「自分を責めるな、葵。大丈夫だから。側に居るから…」 と、寝てたはずの朔斗に抱き締められた。