「でね、葵。葵は知りたいんだよね…?」 もう一度確認するように柚寿が聞いてきた。 「うん…知りたい。」 そう言うと、波崎さんが 「辛い思いするかもしれないよ?それでも本当に大丈夫?」 と聞いてきた。 私はここに来るまで、ちゃんと考えてきた。 柚寿もいる…だから、 「はい!知りたいです!!」 と答えた。