「いらっしゃい。」 そう笑顔で言ったのは、長身で顔立ちも整っていて、世間一般で言う“格好良い”っていう人。 程よく低く響く声が、凄く心地良かった。 「おじゃまします!」 そう言って柚寿は中にあがっていった。 「ほら葵も!ぼけっとしないの!」 「お、おじゃまします…」 そう言って中に入った。 そしてリビングに案内された。