そして私たちは、“とある人”に会いに行くことにした。 私はその“とある人”とは誰のことだか分からない。 とりあえず全てを柚寿に任せてしまった。 それから数日、私はいつもと変わりない日々を過ごした。 本当に何も無かったかの様に。 そして、とうとう“とある人”に会いに行く日になった。 「葵。行こっか。」 「うん…!」