「柚寿ちゃん、ちょっと心当たりがありそうな奴見つけたから、また電話する!じゃ、有難う!」 俺はそう言って電話を切った。 そう、俺が浮かんだ奴は… 尚だ… あいつは、絶対に何か知っている。 俺はそう確信した。 そして尚に今すぐ家に来るようにメールをした。 あいつは葵の幼なじみで、何か知っているようだった。 あの坂本先生っていう人も… 絶対に何か知ってる―…