「お願いします。」




そう言って入ると、優しそうな女のお医者さんが優しく聞いてきた。




「今日はどうさましたか?」




私が言葉に詰まっていると、変わりに柚寿が話した。




「最近、記憶で抜けている所があるんです。」




「記憶が抜けている…?」




「はい。ある一部の人のことだけ、記憶がないんです。」




それから私は、いくつかの質問に答えた。





そして、





「何か、ショックな忘れたいと強く思うことがあったのでしょう。」




と、焦って思い出そうとすることない。そのうち思い出すだろうと言われた。