駄目だ… 考えようとしたら、頭が痛い… 「葵ちゃん…」 「葵…」 私を呼ぶ、2人を見ると、 笑顔を向けてくれた。 この人たちは… 「あなたたちは…」 私が声を出すと、ん?と笑顔で聞いてきた。 「あなたたちは、誰、ですか―…?」 私の記憶は、鏡の様にパリンと割れ、そのカケラは何処かへと飛んでいった―…