おかげでちょっと落ち着いてきたかも。



先ほどの恐怖も少しは和らいだ。





「復讐ってなにするつもり?」


「俺と同じように顔に残る傷でもつけてやろうかな?あと街のど真ん中で土下座でもさせる」






口角だけあげて笑いながら言うこの男は本当に不気味だ。






「大東のやつは今ごろ必死こいてお前を探してる」


「へっ………?」


「お前の携帯から寝顔付きでメールした。俺らの動きに気づいてねぇからいくら探して無理だろうけどな」