体を起こそうとしたら、肩と首のあたりに痛みを感じた。



手でそこを押さえながらゆっくりと起き上がった。



ここは倉庫と言うよりはなんかの事務所みたいだけど。



ひとりの男があたしの前のソファーにドカンと座った。






「状況は分かるか?」


「……………誰?」






強気に睨みつけたけど、声がなかなか出せなかった。