ふたりが帰って行ったあともあたしはひとりでお酒を飲み続けた。



延々と。



そして夜の11時をすぎて侠也が帰ってきた。





「おかえりー」





玄関でギュッと侠也に抱きつくあたし。






「酒くせぇ。飲んでんのか?」


「うんっ、ちょっとね」