そのままあたしから視線を逸らさず向かってくる侠也。



あまりにも会いたいって思ってたから夢じゃないかって思う。



こっちに向かってくる人は幻想かもしれない。



それとも卒業祝いに神様が幻を見せてくれてるのかも。



でもその幻はあたしの前にきても消えることはなかった。



間違いなく侠也だ。