家の前の道路へ出る。
海は何事もなかったように穏やかで、凪いでいた。
わたしはそれにほっとして、散歩でもしようと思って砂浜におりた。
波打ち際に近づいていくといろいろなものが打ち上げられている。
ナイロンの袋やガラス瓶、ゴミがほとんどだ。
ゴミはいつも、まとめて砂浜で焼いている。最近、ゴミを焼くと何かよくないガスが出るだとかいう話を聞いたけれど、わたしの住む地域では構わず焼いている。
大きいものはのちのちどうせ拾うから、わたしは小さなゴミだけを集めて歩いた。
波打ち際を歩いていると、時々波が足元の砂を奪っていく。
足が潮水に濡れても気にはしない。朝の海は冷たくて気持ちがいい。家に入るときは、玄関の前の水道で足も手も洗う。
白い光に照らされた海面はきらきら輝いていた。
わたしは朝も昼も夜も、どんなときの海も知っているけれど、朝が一番好きかもしれない。
澄んだ空気の中を見つめるとどこまで遠くでも見渡せる気がする。
水平線近くでは船やヨットがよく見えて、見えるはずもないその向こうの世界が気になってしまう。
時々、とても大きな船が沖合いに見えることもある。そういう船はたいてい、どう考えても無駄にしか思えないような装飾を施していて、黒い煙を吐き出して海を進む。
それを見ると、どうしたって哀しい気持ちになる。
波はいつも優しく島に打ち寄せる。
遠く、早起きの海鳥の声が聞こえた。波音と一緒にそれが聞こえてくると、自然と目を閉じて微笑んでしまう。
海は何事もなかったように穏やかで、凪いでいた。
わたしはそれにほっとして、散歩でもしようと思って砂浜におりた。
波打ち際に近づいていくといろいろなものが打ち上げられている。
ナイロンの袋やガラス瓶、ゴミがほとんどだ。
ゴミはいつも、まとめて砂浜で焼いている。最近、ゴミを焼くと何かよくないガスが出るだとかいう話を聞いたけれど、わたしの住む地域では構わず焼いている。
大きいものはのちのちどうせ拾うから、わたしは小さなゴミだけを集めて歩いた。
波打ち際を歩いていると、時々波が足元の砂を奪っていく。
足が潮水に濡れても気にはしない。朝の海は冷たくて気持ちがいい。家に入るときは、玄関の前の水道で足も手も洗う。
白い光に照らされた海面はきらきら輝いていた。
わたしは朝も昼も夜も、どんなときの海も知っているけれど、朝が一番好きかもしれない。
澄んだ空気の中を見つめるとどこまで遠くでも見渡せる気がする。
水平線近くでは船やヨットがよく見えて、見えるはずもないその向こうの世界が気になってしまう。
時々、とても大きな船が沖合いに見えることもある。そういう船はたいてい、どう考えても無駄にしか思えないような装飾を施していて、黒い煙を吐き出して海を進む。
それを見ると、どうしたって哀しい気持ちになる。
波はいつも優しく島に打ち寄せる。
遠く、早起きの海鳥の声が聞こえた。波音と一緒にそれが聞こえてくると、自然と目を閉じて微笑んでしまう。


