珍品堂都立家政店

「今でも少しだけ迷ってるんだ、マリッジブルーってやつかな?もし高橋と付き合ってたら、付き合えなかったことを後悔してるんだ」


「何云ってんだよ」


僕は満面の笑みで言葉を返す。


「迷わず行けよ、行けば分かるさ、バカやろー」


と僕はあるプロレスラーの真似をしながら云った。


京子は一呼吸置いて、笑いの息を漏らした。


「蕎麦食い行くよ、昼休み終わっちゃうから」