「あ、そうだ。優真、大手企業に内定もらったんだって!」
「え、まさかあの前に言ってた第一希望のとこ?」
私は笑顔でしっかり頷いた。
「マジで!?さっすが高松さん」
優真が誉められているのだが、なんだか彼女である自分も誉められている気分になる。
優真は4回生なので、就活真っ只中だった。
つい昨日までは。
昨日の夜、家に着くと同時に携帯がポケットの中で震えた。
相手は、さっきまで一緒だった優真からだった。
電話に出ると、さっきとは真逆と言っていいほどテンションが高かった。
それは、第一希望で受けた企業から内定の通知が郵便できていたからだった。
真っ先に電話をしてきてくれたみたいで、彼のテンションから嬉しさが伝わってくる。
いつも落ち着いている彼の違う一面を垣間見れた瞬間だった。
本当は会って表情を見たかったと心の隅で感じる。
「本当にすごい。だってあの企業って成績5%以内に入ってないと行けないって言われてるらしいし」
「え、そうなの?頭はすっごい良いなーとは思ってたんだけど・・・」
「神だね。これから高松さんに出会ったら握手してもらって縁担ぎしよっと」
あまりにすごいのか繭がずっと感心しっぱなしである。
それに優真をパワースポット扱いだ。
「私、あんまりその辺わからないんだよね」
私の成績はーーーまあ良いとは言えないが悪すぎでもない。
とりあえず就職できればなんて甘い考えしかもっていないのだ。
「え、まさかあの前に言ってた第一希望のとこ?」
私は笑顔でしっかり頷いた。
「マジで!?さっすが高松さん」
優真が誉められているのだが、なんだか彼女である自分も誉められている気分になる。
優真は4回生なので、就活真っ只中だった。
つい昨日までは。
昨日の夜、家に着くと同時に携帯がポケットの中で震えた。
相手は、さっきまで一緒だった優真からだった。
電話に出ると、さっきとは真逆と言っていいほどテンションが高かった。
それは、第一希望で受けた企業から内定の通知が郵便できていたからだった。
真っ先に電話をしてきてくれたみたいで、彼のテンションから嬉しさが伝わってくる。
いつも落ち着いている彼の違う一面を垣間見れた瞬間だった。
本当は会って表情を見たかったと心の隅で感じる。
「本当にすごい。だってあの企業って成績5%以内に入ってないと行けないって言われてるらしいし」
「え、そうなの?頭はすっごい良いなーとは思ってたんだけど・・・」
「神だね。これから高松さんに出会ったら握手してもらって縁担ぎしよっと」
あまりにすごいのか繭がずっと感心しっぱなしである。
それに優真をパワースポット扱いだ。
「私、あんまりその辺わからないんだよね」
私の成績はーーーまあ良いとは言えないが悪すぎでもない。
とりあえず就職できればなんて甘い考えしかもっていないのだ。

