「…部活は…終わったんか」 「うん。 忘れもの取りに来て、 宮澤がいた」 「…そうか… ありがとう」 私は言った。 しかし、 何分経っても仕事が進まない。 「宮澤、 これどうやってやるんだっけ」 足を引っ張ってるのは、 こいつ、羽崎涼だ。 「だからー」 と言っても、 この空間に この時間に 一緒にいれることが、 すごく 嬉しい。