「な、なに!?」 「…学校に忘れ物しちゃった」 「結局とってこなかったん!?」 「うん、みたい」 羽崎は 頭を掻きながら 困ったなーと言った。 「…羽崎は 本当バカだよ」 「へ… そりゃあオマエに比べれば 全然頭悪いけど…」 「バカだけど すごく優しい」 「…うん?」 「ここまで言ってわかんない!?」 「…さっぱり」 私は笑った。 「私は」