――智也side―― 美空がトイレに行って数分後。 隣の女とは何も喋らず沈黙状態。 「ねぇ……」 その時相手の女が口を開いた。 「あ?」 携帯をいじっていた手を止め話を聞く。 「確か……西城君だっけ?」 「あー…そうだけど…」 「いきなり初めて会った奴にこんな事言われてもしょうがないと思うけど…」 何だ?こいつ…。 いきなり話しかけて来て…。 「………?」 「美空の事……好きでしょ…?」 「……っ!!」 「やっぱり…!」 そう呟いて納得している。