「はい。でわ皆さんに紹介します。新しく転校してきた西城智也君です。じゃ自己紹介を…」
「えっと一週間だけこちらに居る事になった西城智也です。よろしくお願いします。」
ペコッと頭を下げて言う。
だけど女の子達は…
「ちょー格好良い!!」
「ヤバいっ!タイプかも~♪」
などと口々に言っている。
嘘でしょ…。
何で…。どれだけ運ついてないんだか…。
「あっそれと言い忘れてたんですけど櫻井美空の親戚です。いつもお世話になってます。」
またまたペコッと頭を下げて言うあいつ。
『……えっ!!』
まさかこの場で言うとは思ってもみなかった…。
どうしよう!最悪ー…。
そしてそう言った事に対してバッと一斉にクラスの皆が振り向く。

