…なんだか…彼氏彼女みたいだ(笑) でもそういう関係になることは一生ないだろう! 「お前落ちんなよ。」 『いくらなんでも落ちないよ!』 もうっ!どれだけ子供扱いしてるんだか…。 「あっ…こんな時に赤かよ。」 数メートル先にある信号機を見て呟く。 でも智也はいっこうに止まる気配がしない。 『ま、まさか!?』 「ちゃんと掴まれよ。」 ハンドルに力を入れる智也。 『え…えっ!うそ!』 そのまま突き進もうとする。