先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~




『…大変!智也行こう!』


今度は私が智也の手を引っ張って家を急いで出る。


「だから言ったのに…。」


智也が後でブツブツ言っている。


『うーん…どうしよ…。』


歩いて行ったら絶対に間に合わず…遅刻!


「何してんだよ。早く自転車に乗れ。2ケツするぞ。」


『えっ!』


嘘。2ケツ…。

もっと疑われるー!


「ほら早く」


もうしょうがない!


『わ、わかった。』


そして私は慌てて後ろに跨る。


「じゃ行くぞ!しっかり掴まれよ。」


智也が急いで漕いで走り出す。

それに合わせて手を智也の腰に回す。