――午前6時―― 『…ん~……』 目覚まし時計の音で起き上がる。 『あ…そっか。智也を起こしに行かないと…!』 隣の部屋で寝てる智也を起こしに行かなくちゃ…。 トントン…… 軽くノックして部屋に入る。 そして気持ち良さそうにベッドで寝ている智也に近づく。 『智也ー…朝だよ!起きろー。』 「…………」 少々揺すってもびくともしない。 『もう…!遅刻しちゃうよ…?』 多少大きな声で言っても効かない。 『智也ってば……きゃっ!!』 …今の…状況…どうなってるんだろう?