『ただいまー!』
「あっ美空おかえり!」
『えっ智也??』
そう言って玄関に真っ先に出て来たのはいとこで同い年の西城智也(さいじょうともや)。
「久しぶりだなー!」
『何でいるの!?』
「何だよ…ひどいな。居ちゃ悪いのかよ。」
『いや、そういう意味じゃないけど何しに来たのかなぁと思って…。』
「あぁ…そういう事か…。美空に逢いに来た。」
『えっ!?』
「って言ったらどうする?」
『もうっ…何それ…!』
私が引っ掛かった事に大笑いしている智也。
「美空も相変わらずだな…!」
『そっちこそ…。全然変わってないよ……。』
冗談を言ったりする所とか…笑い方とか全然変わらず昔と一緒。

