先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~




そして私はしっかり今授業に取り組んでいる。


えっと……あれはこうで…。

…あの公式は……。


「ねぇ……。」


いろいろ考えていた時高峰君に小さな声で話し掛けられた。


『…ん…?』


書きながら話を聞く事にする。


「多分この計算式はこうだと思うよ……?」


『あっ…そっかー!ありがとう!』


お礼を言おうと顔を上げるとそこには高峰君の顔。

私は慌てて下を向き、問題をまた解く。


…カツカツカツ………


教室内にシャーペンで問題を解く音が響いている。


……静かだなぁ……。

ポツリと自分の心の中で呟く。


一言も話す人は居ない。

ビックリするほどに教室内は静まり返っている。