……………屋上………………
「あんな事言って、
いいの?
私と歩いてたら梨花も友だち…減っちゃうよ
男は寄ってくるかもだけど。」
フェンスにもたれ、
お弁当を広げながら心配そうに言ってみた。
「ん。
あたしを分かってくれない上っ面の友だちはいらねぇ
しかも男はもっといらねぇ」
「梨花…
アンタほんまいいヤツだな」
そう呟いて横に目をやると、
梨花と目があって二人で「ふふっ」って笑った後は「さっめしだー」と梨花が言った…
お箸を出して、二人同じタイミングで「いっただきま〜す」
……………………………
(相談……に乗ってもらおうかな…………)
ぎゅっとお箸を持った手を握りしめ、
「ねぇ、
私の今の悩み聞いてくれる?」
ん?
と言う梨花の顔はキョトンとしている。無理もない。
それでも、私は恥ずかしいから口早に黒沢の事を話す。
学校では可愛い伊織で通してきたこと。
弓道部の矢で死にかけたこと。
黒沢ってヤツに謝られたこと。
でも翌日、
その黒沢に素の私を目撃されて何故か舌打ちされたこと。
んで、頑張って口止めのためにこの私から告白をしたこと。
…………そして人生初めての告白をアッサリと断られたこと。
で、今から復讐を考えていること。
「どう思う?
なにか…復讐に…いいアイデア…ちょうだい」
勇気を出して今までの失敗談を話したけど、
恥ずかしすぎて梨花の顔が見れない……
そんな私の横からいつもよりちょっと低い声が………
「あんな事言って、
いいの?
私と歩いてたら梨花も友だち…減っちゃうよ
男は寄ってくるかもだけど。」
フェンスにもたれ、
お弁当を広げながら心配そうに言ってみた。
「ん。
あたしを分かってくれない上っ面の友だちはいらねぇ
しかも男はもっといらねぇ」
「梨花…
アンタほんまいいヤツだな」
そう呟いて横に目をやると、
梨花と目があって二人で「ふふっ」って笑った後は「さっめしだー」と梨花が言った…
お箸を出して、二人同じタイミングで「いっただきま〜す」
……………………………
(相談……に乗ってもらおうかな…………)
ぎゅっとお箸を持った手を握りしめ、
「ねぇ、
私の今の悩み聞いてくれる?」
ん?
と言う梨花の顔はキョトンとしている。無理もない。
それでも、私は恥ずかしいから口早に黒沢の事を話す。
学校では可愛い伊織で通してきたこと。
弓道部の矢で死にかけたこと。
黒沢ってヤツに謝られたこと。
でも翌日、
その黒沢に素の私を目撃されて何故か舌打ちされたこと。
んで、頑張って口止めのためにこの私から告白をしたこと。
…………そして人生初めての告白をアッサリと断られたこと。
で、今から復讐を考えていること。
「どう思う?
なにか…復讐に…いいアイデア…ちょうだい」
勇気を出して今までの失敗談を話したけど、
恥ずかしすぎて梨花の顔が見れない……
そんな私の横からいつもよりちょっと低い声が………
