「かわいい御堂さんが聖に用があるんだってさ。」
(ふっ
かわいい子!
そうでしょうとも!)
とりあえず清楚にペコッとお辞儀をして
『伊織極上スマイル』でスタンバイした。
「じゃあ、
邪魔者は消えるとするか。
御堂さん、バイバイ。」
そういって藤先輩は、
手を軽く振って教室に入っていった……
「あ、
あの急に呼び出したりしてすいません。」
黒沢先輩を前に、
ちょっと遠慮気味に話す。
「いや、別に…
で、なんか用?」
(なんでダルそうな顔をしてるんだよ!
この私がわざわざ会いに来てやってんのに…)
「えっと…
先輩に話があって、
でもちょっとここでは…」
少しもじもじしながら、
上目使いで先輩を見上げる。
「話ならここですれば?
せっかくここまで来てくれたんだし。」
(こいつ、
マジかよ!?
普通はデレデレしながら喜んで場所を変えるはずだろ!)
「えっと、
そうなんですけど…
ここじゃ話づらいんで、
場所を変えたいなぁと思って」
「あ〜
でも俺今日は朝練とかで疲れてるし、
出来ればムダな運動は避けたいんだけど。」
(はぁ!?????
なんだ?その言い訳は…)
「すいません。
じゃあ、
また先輩が
疲れていない時に…来ます…」
目をうるうるさせてみる。
「はぁ…………
分かったよ。
んで、
どこに行けばいいんだ?」
「あの、
出来れば人目があんまり無い
屋上にでも…」
(なんでため息なんだよ!
こっちもだいぶ我慢してやってんのに…)
そう言い終わると、
先輩は無言で
スタスタスタ
と屋上へ歩き出した。
私を待たずに(しかも無言で!)歩いて行かれて、
イラつくけど…
トコトコトコ
と先輩について行くしかなかった。
(ふっ
かわいい子!
そうでしょうとも!)
とりあえず清楚にペコッとお辞儀をして
『伊織極上スマイル』でスタンバイした。
「じゃあ、
邪魔者は消えるとするか。
御堂さん、バイバイ。」
そういって藤先輩は、
手を軽く振って教室に入っていった……
「あ、
あの急に呼び出したりしてすいません。」
黒沢先輩を前に、
ちょっと遠慮気味に話す。
「いや、別に…
で、なんか用?」
(なんでダルそうな顔をしてるんだよ!
この私がわざわざ会いに来てやってんのに…)
「えっと…
先輩に話があって、
でもちょっとここでは…」
少しもじもじしながら、
上目使いで先輩を見上げる。
「話ならここですれば?
せっかくここまで来てくれたんだし。」
(こいつ、
マジかよ!?
普通はデレデレしながら喜んで場所を変えるはずだろ!)
「えっと、
そうなんですけど…
ここじゃ話づらいんで、
場所を変えたいなぁと思って」
「あ〜
でも俺今日は朝練とかで疲れてるし、
出来ればムダな運動は避けたいんだけど。」
(はぁ!?????
なんだ?その言い訳は…)
「すいません。
じゃあ、
また先輩が
疲れていない時に…来ます…」
目をうるうるさせてみる。
「はぁ…………
分かったよ。
んで、
どこに行けばいいんだ?」
「あの、
出来れば人目があんまり無い
屋上にでも…」
(なんでため息なんだよ!
こっちもだいぶ我慢してやってんのに…)
そう言い終わると、
先輩は無言で
スタスタスタ
と屋上へ歩き出した。
私を待たずに(しかも無言で!)歩いて行かれて、
イラつくけど…
トコトコトコ
と先輩について行くしかなかった。
