「‥‥ん‥」 あ、起きた。 「おーい、大丈夫か?」 「‥‥え‥あたし‥」 気を失うときに頭をぶつけたんだろう。痛そうに抑えて起き上がった。 ‥‥‥‥え 「気、気失ってたんだよ。立てるか?」 「あ、はい。ありがとうございます。」 にこっとその女は立ちながら微笑んだ。 ‥‥‥なんだ、これ 「そっか。じゃ、じゃあな」 図書室をあとにした。