「菜々ーっ」 振り返ると私の親友が手を振ってやってきた。 「おはよ沙希。人がいっぱいなのによくわかったねー」 通勤ラッシュで人が多い中、一緒に改札口に行きながら話していた。 「だってそんな髪型と制服きっちりしてるの、うちの高校であんたぐらいよ?」 ‥‥‥‥う゛っ 「どうせあたしは沙希みたいに可愛くないですよーっ」 「違うって!菜々も制服着崩してお洒落すれば絶対可愛くなるのにー!」 「見え透いたお世辞ありがとー」 拗ねるあたしに沙希は必死に弁解している。