「…あ、ありがとう…」 ヨシさんは笑顔で私のクッキーを受け取ってくれた。 「本当に…ありがとうございます…」 私は何度も何度も頭を下げて、先に屋上を後にした。 ヨシさんの笑顔…初めて私は見た。 いつもはクールフェイスで…あまり喋らないイメージあったけど…親しくなればそれなりにヨシさんは喋ってくれる…。 彼は私の理想の人だった。